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-phantom-

​-幻影-

現実なのか幻なのか。私の脳裏には、白日夢のごとく、

様々な情景が次から次へと浮かび、移り変わっていく。

そこに流れているのは、切ない音色、

懐かしい風景、不思議な世界。

私はその中で漂い、見続け、明日を写し出していく。

第21回酒田市土門拳文化賞 奨励賞

2014年度 (13/30枚組)

ぼくらの風景-vol.1-

第1回 伊藤知巳写真賞 (7/30枚組)

私たちは「歩く」ということを始めた。これが私たちの旅の始まりだった。最初は観光地に行き、そこの寺社を全て回ることから始まり、その次は、旧中山道を半分まで歩いた。最終的な長い旅は、東海道五十三次を最後まで歩いたことだったが、それからは、住んでいる県内でも、意図的に交通機関を使わないで目的地まで行ったり、車を使って自分たちが好きな風景を探したり、「自分たちなりの旅」を楽しむようになっていった。

私はそれらを写真に残したいと感じ、シャッターを切った。

私がこの作品を通して伝えたいことは、一人の友人の大切さです。

もし、現在、何かに悩んでいる若い人がいたら、ずっと続く友人を一人で良いから見つけて欲しいということです。

そして、その相手と同じ時を共有し、それぞれの旅に出て、人生を豊かにしていただければ幸いです。

こちらの作品は、2021年の2月に「ありかhole」にて展示させていただいたものの一部になります。

IroToridori no 夢

​音楽を聴くように、リラックスして見ていただけたら嬉しいです。

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